【価格差の理由は?】Yチェアの正規品とリプロダクトの比較

デザイナーズ家具の中でも人気が高く有名なYチェア。

立体的な曲木の背面に、ペーパーコードの座面の風合いが魅力的なチェアです。

とはいえ、1脚10万円以上と手軽に購入できる金額ではありません。

そこで、候補に挙がるのがリプロダクト製品ですが、価格が安く不安な点も多いのではないでしょうか。

本記事では、正規品とリプロダクト製品を比較して違いを紹介していきます。

目次

Yチェアの完全模倣は禁止されている

Yチェアは、2011年に正式に立体商標が認められたため、完全模倣のリプロダクトは禁止されています。

そのため、名前を変え、背面の形が違うものが販売されています。

背面の形が似ているものが販売されてますが、購入してしまうと税関で没収されてしまう恐れがあるので注意が必要です。

Yチェアのリプロダクトは、形が少し違うものしか手に入らないことを知っておきましょう。

Yチェアリプロダクトのレビュー

今回購入したのが、楽天で人気のWOODEN CHAIR。

正規品と同じく、大きな段ボールで届きました。

リプロダクトですが、組み立てる必要なく完成品が届きます。

梱包もしっかりされていました。

第一印象は、けっこういい感じ。

オーク材の風合いも正規品までとは言えませんがよく見えました。

Yチェア正規品とリプロダクトの比較

それでは、Yチェアの正規品とリプロダクトの比較をしていきます。

ブラックカラーが正規品、ナチュラルカラーがリプロダクトとなります。

サイズ

前側から見るとほとんど同じサイズ感です。

座面の高さはほどんど同じですが、背面の高さがリプロダクトのほうが少し高く見えます。

横から見てみます。

リプロダクトのほうが背面の傾きが少し大きく、奥行が大きくなっています。

背面

背面は正規品はYの形になっていますが、リプロダクトでは浅く穴のカーブも緩やかな形。

完全な模範が禁止されているのでこの違いは仕方がないと思います。

背面から脚部を構成する曲木の部位も形の違いが見られました。

正規品は奥行がある立体的な形ですが、リプロダクトは直線に近く曲がりが緩やかでした。

座面

座面のペーパーコードの風合いはほとんど同じです。

ペーパーコードの編み方に違いはありました。

正規品は真ん中の交わりが直線になっているのに対して、リプロダクトではそのまま交わっています。

脚部

脚部を見ていきます。

正規品はだんだん細くなっているのに対して、リプロダクトは細くはなっているものの正規品ほどではありません。

また、脚と脚をつなぐ貫部も正規品は外側に向けて細くなっているのに対して、リプロダクトは同じ太さでした。

やはり、ディテールに関しては、リプロダクトと正規品で違いがあります。

座り心地

リプロダクト座面

座り心地を紹介していきます。

座面の座り心地は、個人的に決定的な違いを感じられませんでした。

背面に関しては、体に当たる部分が正規品では腰の真ん中ほどになりますが、リプロダクトでは少し上となります。

また、背もたれの傾きが違うのでリプロダクトのほうが少し重心が下がりリラックスするような態勢になります。

リプロダクトの座り心地が悪いわけではなく、シチュエーションと好みで良し悪しが分かれると思いました。

リプロダクトがおすすめな人

正規品と比較すると違いはありますが、リプロダクトも魅力的です。

リプロダクトがおすすめな人
  • 正規品にこだわらない方
  • 実用性重視でおしゃれなペーパーコードの椅子が欲しい方

ディテールは違いますが、おしゃれでインテリアを華やかにしてくれる椅子でした。

今回購入したリプロダクトは、全8色から選べるので違うカラーで組み合わせるのも良いと思います。

【まとめ】Yチェアはリプロダクトも検討するのがおすすめ

今回は、Yチェアの正規品とリプロダクト製品を比較して違いを紹介しました。

違いはありました、低価格ながら良いリプロダクトだと思いました。

一方で、リプロダクトにはない正規品の良さも感じることができました。

ぜひ参考にしてみてください。

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